数多くの人が集まる合奏や、
数人で集まって演奏するアンサンブルも、
「団体」として上手くなるためには、練習は欠かせません。
また、
自分がもっと成長させたい部分を伸ばしたり、
課題と思っている部分を克服するための練習をしたりと、
自分のやりたい事を優先的に練習する為の
「個人練習」という時間も、時に必要になりますよね。
「個人練習」という時間も、時に必要になりますよね。
せっかく時間を取って練習するなら、
「実りがある」と感じられたり、
上達した実感が得られるような練習がしたいと思うのは、
楽器を演奏する人、みんなが望む事だと思います。
では、どうしたら、
上達した実感を得て、
やって良かったと思えるような練習が出来るのか?
上達した実感を得て、
やって良かったと思えるような練習が出来るのか?
僕は、
練習の時間を実りあるものにするためには、
・練習する目的をはっきりさせる事
これが大事だと思っています。
練習にも、
様々な種類があって、
基礎練の為の時間や、
練習曲をさらう時間。
ソロを譜読みし作り上げていく時間などが、ありますよね。
この時、もし仮に、
今から基礎練習をするとして、
≪何も考えずに楽器を吹く≫
という風に演奏すると、どうなると思いますか?
もしかしたら、似たような経験を、
あなたもされているかもしれませんが、
僕がこれをやった時は、
ただ唇が疲れて、
ぼーっと楽器を吹いていただけで、
良い練習が出来た実感はありませんでした。
目的が無いから、
何かの発見や気づきが得られなかったんですね。
ところが仮に、
この基礎練習の時、
この基礎練習の時、
~~~~~
もっと良い音で演奏できるようになるため、
自分が出している音を良く聞き、
自分の抱く理想の音と、現実に出す音を近づけるようにしてみる
~~~~~
こんな目的を持っていたら、
目的を達成するために、
耳は自分の音を良く捉えてくれるし、
どんな風な吹き方をしたら、どんな音が出たか?
この感覚のフィードバックも変わってくるし、
音を出す際の集中力も変わってきます。
基礎練だけでなく、
ソロの譜読みの時も、
ソロの譜読みの時も、
合奏や、アンサンブルの曲の譜読みの時も、
どんな練習の時でも、
【目標≫を決める事が、
目標を叶えるために、
必要な事に気が付くアンテナが働き、
練習の結果得たフィードバックから、
「次はどうしたら良いか?」を推察してゆくきっかけになるんですね。
「次はどうしたら良いか?」を推察してゆくきっかけになるんですね。
これは≪集団での練習≫でも同じことです。
ラグビーやサッカーなど、
団体で戦う競技で、強豪とされているチームは、
・どんな風に相手を抑え込み、どんな勝ち方をするのか?
勝利のためのヴィジョンを強く共有して、
そのヴィジョンに沿ったチームプレーを行うべく練習をしているからこそ、
団結し、組織的に動けて、
相手の勝ち筋を妨害し、
自分達の勝ち筋に沿って行動することが出来るから、強いんですね。
オケや吹奏楽、アンサンブルでも、
一人一人の個人プレーが美麗である事より、
例えば、
楽団全員が、作曲者の意図を理解していたり、
あるフレーズが、曲全体の中で、どんなキャラクター性を持つのか?
そんな考察を全体で行い、
曲に対して共通の認識を持っている方が、
曲に対して共通の認識を持っている方が、
音に統一性が生まれ、
「音が良く合う」という状態が生まれてきます。
【慣らすために回数をこなすような練習】をするより、
数は少なくとも、
【目的を持った練習】をした方が、
得られる経験値が異なってくるんですね。
もしかしたら、
時に楽器を置いて、
自分が何のために演奏し、
どうなりたくて練習するのか?
目的を見つめ直してみたり、
合奏の時間を使って、
曲の音源を聞いて、
作者の意図するところや、
曲について思うことなどを、
自由にディスカッションしてみるのも、
より良い演奏を実現するのに、
役立ってくれるかもしれません。
コメントを残す