客席に座って演奏を聴いていたら、
≪演奏している時に、耳に入ってくる自分の音≫や、
自分のイメージしている音と、
実際に会場で響いている音と比べた時、
イメージ通りとはいかない場合もあるからです。
だから僕は、
・自分がお客さんだったら、
この演奏を聞いたらどう思うか?」
という客観視で演奏をする、
そして、
・演奏を録音する
というやり方を、
時々でも、してみる事をオススメします。
経験がある人もいるかと思いますが、
練習の時に、
自分の演奏を録音してみると、
自分が演奏している時に耳に入ってくる音と、
録音を聴き比べた時、
けっこうイメージと違っていた事って、ありませんか?
フレーズの終わりの音が
思ったより綺麗じゃなかったり、
思ったよりも、ダイナミクスの差が
感じられなかったり。
演奏を録音して聞いてみると、
自分の耳だよりだけで練習するよりも、
・次にどういう風にすれば
もっと良いものになるのか?
こんな事が、わかりやすくなります。
録音した音は、
ある意味、逃げ場のない演奏というか、
【自分が出した音そのまま】を
直に聞くことになるので、
上手くいった部分も、いかなかったところも、
全て丸裸になります。
そういう意味では、
録音したり、
録音した自分の音を聴くのが
嫌に感じる事も、あるかもしれません。
もし本当に嫌なら、
無理にする必要も無いですが、
あなたが音楽を演奏する目的の一つに、
「自分の音で、聴いている人を喜ばせたい」
そんな思いが、どこかにあるなら、
自分の、今の音を受け入れ、
それを育てようとする度量も必要になります。
自分の演奏を
自分で客観視しようとするのは、
自己満足する為に演奏するのではなく、
演奏に責任感を持つ事になります。
お客さん1人1人の
演奏を聴いてどう思うか?までは
コントロールできませんが、
あなたがお客さんと同じ立場で
演奏を聞いたらどう思うか?
想像することは出来ます。
その想像が、
あなたが良いと思える演奏を作るピースになるし、
胸を張って、自分の演奏に
お客さんを招待する自信にもつながっていきます。
ですので、
自分の演奏を客観視で聞くために
演奏を録音し、
自分の感想を持ってみる事
ピンと来たら、ぜひお試しください。
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