管楽器の演奏をよりやりやすくするための、息を吸う事についてのお話し。
3回目は、どうすればもっと息が吸えるようになるか?です。
さて、もうタイトルで結論を言っていますが(笑)
改めてもっと息が吸えるようになるやり方を紹介します。
「肺はここまであるんだ!と意識するだけで本来持っている呼吸の機能を取り戻せる=もっと息が吸える」です。
なぜなら、人間の身体は人間の意識の通りに動くからです。
例えばもっと上の方、鎖骨のあたり肺があって空気が入るんだと思っただけでも、胸のあたりでしか呼吸が出来ないと思うより息が楽になると思います。
また、このやり方は誰にでもできるし、楽器も必要ないからおすすめできます。
楽器を演奏するときだけでなく、普段勉強や仕事をしてる時、寝る前や風呂に入る時でだって、いつでも好きな時に出来ます。
特別なトレーニングも必要ありません、ただ本来持っている機能を取り戻すだけで、十分な呼吸が出来るのです。
ちょっとここで主題とは外れますが、
生きるための呼吸と演奏するための呼吸は違います。
演奏のための呼吸は、生きるための呼吸よりももっと大きく動きますし、息を吐くにも普段の呼吸ではそんなに使わないような筋肉を使って、たくさんの息を吐きます。
ただ、空気を吸うやり方についてはどちらもほぼ一緒です。空気の出し方が違うのです。
出す量が多いのだから、普段よりももっと多く吸いたい。そりゃそうです。
でも、実際は肺は、ちゃんと使えれば演奏にも十分な空気が吸えますし、
そのためのやり方の1つが肺をより詳細にイメージする事です。「こういう場所にあり、こんな動きをして、こんなに動けて、肺を守っている骨もその動きについてきてくれる。」
こんなふうに考えていくことで、息を吸うのは楽になります。
空気は誰でもどんどん吸っていいのです。演奏じゃなくても、たくさん吸えるというのは心地いいものですので、どんどん試してみてください。
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