音楽のレッスンを受けていると、
先生からいろんな言葉をもらうと思います。
その言葉のいくつかは、
皆さんにとっての為になったり、演奏するときに役立ちます。
でも、その言葉は「絶対順守」なのでしょうか?
❙ レッスンの先生は知識や経験がある
誰かに音楽や演奏を習っていたりするレッスン
そのレッスンの時、
先生の言葉が絶対に正しい!
なんて思う事は皆さんはありますか?
先生は、もちろん教える側として
今まで学んだり経験したりしてきた
演奏や音楽についての様々な知識や技量を持っています。
その知識や経験をもとに、
奏法のアイデア、音楽ごとの表現のやり方について
生徒さんに伝えていくわけですが、
先生の言葉は
皆さんへの「アドバイス」です。
それをどう活用するかは、
1人1人が選ぶべきことです。
❙ 「アドバイス」の理由
なぜ先生の言葉はアドバイスなのか?
それは、皆さんも、
皆さん1人1人の演奏も
レッスンの先生のコピーではないからです。
例えば奏法について
「この吹き方で演奏しなさい」
「この吹き方はやりにくいからやっちゃダメ」と言われたとして
それは先生が演奏するとき、演奏した経験からの話になります
皆さんにとって役立ちそうかどうか、
1人1人が判断する必要があります。
そういうやり方もあるんだ!と受け取って
自分で試してみて、合う・合わないを
考える必要があるんですね
また、他にも先生が
レッスンで持って行った曲について
「ここはこう吹きなさい」
「ここはこう表現しなさい」
という風に教えたとします。
それは先生の知識や経験から来るものですが、
ステージで演奏するのは生徒の皆さんなので
納得いけば習った通り
納得がいかなければ、
自分がどう演奏したいのかを研究し、深めることも必要です
どれだけ素晴らしい先生に習っているとしても
実際に演奏するのは皆さん1人1人であるから、
そこでレッスンで習ったことが使えるか、出来そうかどうか
演奏では自分で判断するべき状況が出てきます。
❙ あなたの音楽をより良くする為のアドバイザ―
自分で判断したうえで、
100%指導の通りに演奏すると決めたなら
それは良いと思います。
でも、もし何か迷いがあるなら、
レッスンの先生は
先生自身の経験と知識から
生徒さんの演奏をより良くするためのアドバイスをくれる
アドバイザー!
こんなふうに考えてみると、
「絶対に従わなくてはならない」
「言われた通り演奏しなくては!」と思うよりも
より演奏しやすくなり、
アドバイスが自分にとって
どう役立ちそうか、考えられそうではないでしょうか?
もし先生のレッスンで
必ず言うことを聞かなければならないと思いがちで
それを止めたくなったら
ぜひこのアイデアをお試しください。
それでは!
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