演奏する前に、曲のスコアを読むべき3つの理由

「ヤマハや山野楽器などの
楽譜コーナーを見ると
なんかポケットサイズの小さな本が
数千円で売られている…。

あんな小さい本じゃ譜面代わりにもならないし、
買う人っているのかな?」

こんな疑問を抱いた事はありますか?

確かに楽譜の代わりにもならないんじゃ、
何千円も出してまで
買う価値が無いと思うかもしれません。

でも、あの小さな楽譜=スコアの価値は
楽譜代わりにすることではありません。

 

目次

スコアを読む意味は全体図を知る事

演奏前にスコアを読むことで、
どの楽器と一緒にフレーズを吹いているか?

どの楽器がテーマを演奏していて
自分は伴奏としての役割か?
リズム隊としてそのフレーズに参加するべきなのか?

そんな音楽の全体図を知ることが出来るんです! 

そして全体図を知るからこそ、
より深い音楽の表現や、
楽器同士の連携が取りやすくなります!

 

全体を知るから、アンサンブルしやすくなる

次のフレーズは、どの楽器がメロディーを吹くのか?

自分たちのパートがメロディーの部分が終わって、
次のパートに引き渡す時、
スコアを読んでおいて次のメロディを吹くパートを知っておけば、
スムーズに引き渡しが出来ますよね。

また、今吹いている部分は
パートとしてのソロなのか?
それとも金管。木管などで固まってメロディを吹いているのか?

スコアを読んで、演奏する部分ごとの
自分のパートの役割を知れば、
同じ役割の楽器同士、意識しあえて
アンサンブルしやすくなります。

 

全体の設計が分かるから、音楽の中での役割に沿って演奏できる

こんな風に、全体の設計を知れば、

その中で自分はどんな風に吹けばいいのか?
どんな役割を、演奏で求められているのか?

作曲者が、自分のパートにやってほしい役割を理解し、
その役割に沿っ て演奏することが出来ます

 

目の前の音と、耳で聞いた音が全て?

確かに、パート譜を見るだけで
合奏やアンサンブルをする事は可能です。

目の前にある音を吹けば良いだけですからね。

でも、その時にしている事は、
目の前の譜面の音と、
自分の耳に聞こえてくる音だけで
全体像をイメージしている事になります。

それってホントに、
正確な全体像なのでしょうか?

 

パート譜だけでは、音楽の全体像は分からない

もし仮に音を聴いただけで、
全ての楽器がどんな風に演奏しているか分かるなら、
それは紛れもない天才です。

でも、そうじゃない人の方が多数ですし、
僕自身もそんなことは出来ません。

目の前の音と、耳に聞こえた音だけでは
音楽の全体図は分からないんです。

 

でも、能力が無い事が
悪いことなのではありません。

出来ない部分は、
他のやり方で補えばいい。

この場合は、スコアを確認して
全体図を把握すれば良いんです。

 

全体を知らなければ、より深く表現は出来ない

譜面で音を並べる事は
いくらでも出来ます。

でも、全体図を知らないと
より深い表現が出来ないんです。

なぜかというと、
全体を知らなけければ
前後のフレーズのストーリー、
音楽のストーリーがわからないからです。

 

前後のつながりが分からないと、音楽のストーリーを演奏出来ない

音楽には緩急があったり、強弱があったり、
変化に富むものですよね。

その変化は、ある種のストーリーのような物となって、
音楽を聴く人に、音楽の世界観、物語を
感じさせてくれます。

でも、物語というのは
1つの文章と文章がつながっていくものであるように、

音楽で物語を感じさせるのも、
前後の文、つまりフレーズとフレーズを
どう繋げるかが大事なことになります。

前後のつながりが分からなければ、
音楽のストーリーを演奏することは
出来ません。

 

まとめ

スコアの価値とは、
音楽の全体図を教えてくれること。

全体図を知ることで、
アンサンブルがやり易く、
また、深い表現が出来る事に繋がります。

もし今までスコアを見た事が無いというなら、

ぜひ今後は、
1度は曲のスコアを見てみて、
音楽の全体図を知ってから演奏してみてください。

今までと違った演奏になってきますよ。

それでは!


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