楽曲の世界観やメッセージを想像する

【楽曲の世界観やメッセージを想像する】
 
世の中には様々な音楽があって、
 
子守歌の様な穏やかな楽曲もあれば、
神話をモチーフにしたような壮大な楽曲もあり、
 
それぞれの曲が持つ「メッセージ」の強さは異なりますが、
 
 
好きな音楽に巡り合えるのは誰しもに起きる事ですが、
 
自分が惚れた楽曲があって、
曲のメッセージを感じ取り、自分の演奏で表現できるのは、
演奏者だけの特権かもしれません
 
 
 
僕達は、僕達が惚れ込んだ音楽を
より良い演奏で表現したいといつも望んでいます。
 
 
だから僕達は演奏者として、
 
楽曲の中にあるメッセージを解釈して表現する事を求めるし、
 
表現をしていく事が、演奏する楽しさの1つになっていくんですね。
 
 
 
そこで今日は、
楽曲の魅力をもっとよく引き出し、
表現していくためのアイデアを考えてみたのですが、
 
 
僕は、
「曲を1つのストーリーとして捉えてみる」ようにしてみると、
表現を考える上で1つのヒントになるんじゃないかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
例えばスターウォーズのダース・ベイダーのテーマ。
 
劇中でダース・ベイダーが登場する時は必ず、
よくご存じのテーマ音楽が流れてきますよね?
 
 
あれはライトモチーフと言って
古くは18世紀のオペラなどで使われてきた、
特定の人物や状況とメロディを結びつける手法を用いた表現です。
 
 
ダース・ベイダーのテーマは、
ダース・ベイダーという人物と結びつけられるように何度も劇中で流れてきて、
 
だから僕達は劇中であのテーマ曲が流れてくると、
「ダース・ベイダーがここに現れる」という恐怖や期待を感じるわけです。
 
 
 
ダース・ベイダーという人物には、
「無慈悲で冷酷でジェダイの仲間を殺し続けた男」というストーリーがあります。
 
だからもしダース・ベイダーのテーマを演奏する事になったら、
「無慈悲で冷酷でジェダイの仲間を殺し続けた男」を想像してみれば
それを音でどう表現するかも見えてくると思います。
 
 
 
 
 
 
さて、こういった映画音楽として作られ、
特定のキャラや状況を指すライトモチーフの楽曲だったら
 
ストーリーはわかりやすく、表現するイメージも持ちやすいですが、
 
 
世の中にある楽曲は、
映画音楽やライトモチーフばかりじゃありません。
 
 
 
 
仮に、
とても良いメロディを持っていて、
演奏する事がすごく楽しみな曲に出会ったけれど、
 
何かの映画音楽で使われた曲でも、
ライトモチーフの曲でもない作品に出会ったとして
 
そういった曲を、どんな風に表現すれば良いのか?
 
そのヒントとなるのは、
【作曲者の来歴や、その曲を作曲した時の地域や歴史背景】を知る事にあります。
 
 
 
 
 
ブラームスのホルントリオという例を挙げさせてください。
 
僕にとってはホルン吹きにとして魅力の詰まった1曲で、
アンサンブルの音楽としても美しい音楽ですが、
 
この曲は何かのキャラや状況を指し示す「ライトモチーフ」として作られた音楽ではありません。
(まあ大抵のクラシックの楽曲はそうですが。)
 
 
 
ですが、このトリオの3楽章は
ブラームスがお母さんを亡くした時に作られた曲という逸話があります。
 
母を亡くしたブラームスの嘆きや悲しみを想像してみれば、
3楽章のメロディをいかに演奏し、その悲嘆を表現していくか?
想像していくことが出来ます。
 
また、このトリオが作曲されたのは
ドイツのバーデン=バーデンという都市と言われていますが、
 
当時とは様子が変わっているかもしれませんが、
google mapのストリートビューで「バーデン=バーデン」という都市を「観光」してみれば
 
 
ブラームスがその場所で何を思い、何を感じながら作曲していたか?
そういう想像を働かせて、表現のヒントが見つかるかもしれません。
 
 
 
 
1つの楽曲には、
その曲を作った作曲者の想いや、
その曲が出来た歴史背景があります、
 
 
作曲の過程を詳しく記載した資料を見るもよし。
「自分が作曲者の立場だったら…。」と考えながら演奏してみるもよし。
 
 
音楽の「ストーリー」を自分自身で想像・イメージしていく事も、
表現するヒントに結びついてきます、
 
 
 
 
 
こんな風に、
現代に残るあらゆる資料を使って
想像力を働かせ「楽曲のストーリー」を考えるというのは、
 
音楽を表現する上でとても大切な作業です。
 
 
なぜなら、
想像をせずに何度か練習するだけでも、
「なんとなく形は出来てしまう」ものですが、
 
何となくで演奏してしまうと【音楽の表現】は出来ないからです。
 
 
 
僕達は誰でも高い学習能力を備えているので、
とりあえず何度か練習してみると、形にはなってくるものなんです。
 
しかしその時に意識している事は、
大抵の場合「譜面を間違えないように演奏する」事です。
 
 
 
「音を当てる」事にばかり意識が行って、
 
・音同士のつながり=フレーズが曲中でどんなメッセージを持つのか?
 
・この楽曲にはどんなストーリーがあるのか?
 
「想像する」のを忘れてしまうんですね。
 
 
 
 
「譜面通り音を当てる」という観点から練習していると、
「音が当たれば満足」するようになり、そこで止まってしまいます。
 
本当はその先に、
楽曲のストーリーを想像したり、
楽曲のメッセージを読み解き表現するという楽しさが待っているのに、です。
 
 
どのくらいの演奏で満足するのかはもちろん人それぞれで良いのですが、
 
 
少なくとも、
自分が自分の演奏に満足していないのなら、
今の自分がやっている演奏を変えていく必要があります。
 
 
 
 
人の想像力は無限です。
 
実際に行ったことが無い土地、
生きた事が無い過去の中であっても、
 
僕達は想像する事でその世界に触れることが出来ます。
 
 
音楽という形には見えない世界でも、
想像の翼を広げ、表現したり聴いていく事で、
 
演奏者も聴衆もその音楽の世界・メッセージに触れて、
 
それぞれが共感していくことが出来るのです。
 
僕達には、
せっかく「想像力」という素晴らしい能力があるのだから、
もっとその能力を活用して、楽しみながら演奏しても良いのではないでしょうか?
 
 

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