どうして練習によって上達する?~練習について・その1~

もっと上手くなるため。
ソロを本番で成功させるため。
憧れの「あの人」のように演奏したり、憧れの「あの曲」を演奏するため。

みんなそれぞれの理由で、今よりもっと良い演奏が出来るように「練習」を繰り返しますよね。

 

 

 

そして、練習というのは大抵の場合、時間をかけていく必要があります。

なぜなら、たった1日の練習で楽器が吹けたり、譜面が完璧に読めたり、思う通りに演奏出来たりする事が無いという事を僕達は知っているからです。

 

良い料理は手間や時間をかけて作られていくのと同じように、

良い演奏もまた、手間や時間を惜しんでいては出来ないのです。

 

しかし、目的を持たずに練習したり、
練習によって何が得られるのかが自分で理解していないと、
練習の効果も十分に発揮できない時があります。

 

「練習」によって、僕達は何を学び、何を得ているのか?

今日は「練習」について考えていきましょう。

 

 

 

僕は、
練習とは「繰り返す事」を指していると思っています。

僕達は楽器の練習をしていく内に

・曲になれてくる
・技術的なことが身についてくる
・今まで出来なかった事が、ある日出来るようになっている(例えばハイトーンを出せたり等)

こういった事が出来るようになってきましたよね。

 

 

これは、繰り返し練習を行っていく事で、

僕達の脳や体が、求める音を出すための動きを「最適化」していって、

繰り返し練習する事で、その最適化された動きがより強く神経を通じて体の動きに反映され、

結果、イメージした通りに身体を動かし、演奏していけるようになるためです。

 

初めて自転車に乗った時を思い出してみてください。

初めはうまくバランスをとれずに何度も横倒しになっていても、
繰り返し練習する内、自然とバランス感覚が身についてきて、
いつの間にか乗れるようになってた事はありませんか?

これは、

自転車上での身体のバランスの取り方、
ペダルを踏んでいる触覚、ハンドル操作による方向転換の動き。
「ペダルを漕ぐと自転車が前に進む」という事実を体験した事。

 

こうした様々な情報が、体の神経をたどって脳に情報が蓄積され、

脳が情報や経験に基づき「より上手く自転車に乗れる身体の動かし方」を構築し、

そして脳から身体を動かす信号が発せられ神経を通って体の各部位に届き、その動きを身体で再現した結果、

「自転車が上手く乗れるようになった」という結果につながったわけです。

 

楽器を演奏するのも、
つまるところ体を動かして行っている事だから、
繰り返し練習する事が、上達に結びついている訳なんですね、

 

 

人は「繰り返し」行う事で、
経験や体験を蓄積し、より良い結果を生み出すために推察し、
やがてイメージしているものと現実の動きを合致させ、
望んだ結果を生み出す高い学習能力を備えているんですね。

 

 

 

ここで重要なのは、

「何を」繰り返し練習していくかによって、
練習の質も変わってくるし、「結果」も変わってくるという事です。

 

 

同じ「練習」を繰り返しても、
人によって差が生まれる事があります。

スポーツでも楽器の演奏でも同じですよね。

「差」が生まれる理由、
それは、「何を」繰り返して練習しているのかの違いがあるんです。

 

詳しい話は次回にするとして、先に結論を言ってしまうと、

これらの違いは

・「感覚を」繰り返し練習しているか。

・「推察」を繰り返し練習しているか。

この違いによって生まれてきます。


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