「完璧さ」を求めるより…。

前回の記事では、

演奏者は表現者でもあり、
演奏する事が好きでこだわりがあるからこそ「完璧さ」を求めていくという事と共に、

行き過ぎた完璧主義は毒にもなるという事を話しましたね。

 

 

僕は「完璧さ」よりも「成長性」にこそ目を向けて欲しいと思っています。

なぜなら「長所や出来てきた部分に目を向ける事」こそ【健全な成長】を助け、

【健全な成長】が必要のない自己否定や諦めを止めて、

音楽と共に生きる事を楽しめることに繋がるからです。

 

こう言えるのは、
僕自身も完璧主義に囚われ、
必要のない自己否定や諦めを繰り返してきたからです。

 

例えば僕は、
これまでに「楽器が構えられない」と思う程手が震えだした事もあったし、
そうした震えを「ただの練習不足のせいだ」と思い込み、
震える自分を情けなく感じながら自分を叱咤していた事もあります。

心意的な原因とか他の要因を考えることなく、

自己否定をしてまで自分を追い込み
練習し続ける事で緊張に負けない自分になると信じていたんですね。

 

当時を振り返ればこれはとても無知であり、

練習する事が上達に結びつくとは今でも実感しますが、

「どう練習していくか?」に問題があって、

自己否定を繰り返すほど震えもひどくなっているのに、盲目的にそれを繰り返し、より悪化させていくのは単なる「思考停止」だったと思います。

爪を切りすぎると深爪で痛くなるのに、
それでも繰り返し切り過ぎてしまうようなものですね。

「これしかない」と信じる事は、
信じた方法が間違っていれば、
より失敗のループにハマり続ける恐ろしいものなんですね。

 

いくら試しても改善しない状況はやがて「諦める」事へと自分を向かわせます。

諦めて楽になるならそれはそれで良いのですが、

厄介な事に僕は「演奏する事までは諦め切れなかった」が故に、
何年も同じことで苦しむ結果になったのです。

 

 

この状況を脱したきっかけが、
「長所や出来ることに注目する」事でした。

出来ない事に注目するのではなく、
出来る事や上手い部分を見つけ、認める事で、

少しずつ自分が自分を勇気付けられていったのです。

 

あるいは僕と似たように、
緊張に苦しんだり、
「悪いところを直せば良くなる」と考え自分を叱咤し続けてきた人にとっては、

「演奏は人に聴いてもらうものだから、自分の評価なんてどうでもいい」とか、
「出来ない部分を出来るようにする事が上手くなる事だ」とか、
「演奏の基礎も出来てない自分は音楽的に演奏する資格が無い」とか、

そんな風に考えるかもしれません。

 

確かに「技術も大切・人に聴いてもらうという意識も大切」です。

だけど演奏する僕達自身もまた「演奏する事が幸せ」であればこそ「音楽を人と共有したい」と思えるのです。

 

 

 

究極的に言えば、
演奏をする事も演奏を聴く事も
必ずしも生きていくのに必要なわけじゃありません。

衣食住があれば人は生存出来ます。

 

しかし僕は「生存」と「生きていく事」は別だと思うのです。

 

僕達は生きていくには、心を満たす「感動」に出会っていく事が必要です。
「感動」する何かに出会えるからこそ、
心が豊かになり、生きている喜びを感じられます。

心が豊かになるからこそ、余裕が生まれてきます。

余裕があるから、ほんの少し周りに対して優しくなり、

音楽の感動を分け合おうとすることも出来るんですね。

 

また、音楽で感動を生み出すためには「表現する事」が求められます。

ただ音を鳴らすだけではなく、表現していくためには、
楽曲に触れ、何をイメージして書かれた曲なのかに思いを馳せ、
そしてそれぞれの感性に従って「これだ」と思うイメージを演奏で形にしていく必要があります。

演奏でイメージを表現していく際、

自己否定の様な「自分の可能性」を疑う事は演奏に集中力を欠く事になり、むしろ邪魔になってしまうのです。

表現するために演奏に集中するためには、自分に余裕が無ければできません。

追い詰められた状況ならば、
誰でも余裕が無くなるのは致し方が無い事なんです。

 

 

だから僕達は、

自分にとってもより良い演奏をしていくために、
【自分に余裕を持たせうる状況】を【自分で作り出していく】必要があるんです。

余裕があればこそ、
心のゆとりも生まれ、集中したい事に集中できて、
音楽をイメージする「感性」もよく動き、

何より、どんな状況でも
「演奏する楽しさ」を失うことなくやっていけるからです。

 

それを可能とするのが長所や出来ることに注目する事、
すなわち【自分の成長性に注目する】事です。

 

出来ていない事を嘆くのではなく、
出来てきた、成長した部分を見つけようとしていく。

昨日より、1月前より、1年前よりも、
「自分は何が出来るようになっているか?」を振り返って確認してみる

自分に対して「出来ない部分を叱咤して直す」態度よりも、
「出来る部分を認め、ほめる」態度である。

 

こうした積み重ねが、
自分への信頼を取り戻していき、
「余裕」も生み出していく方法になります。

そして、これらは全て自分次第で出来る事です。


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