1つ1つの動作が、完璧なものでなくとも良い

楽器の演奏は、
シンプルな事をやっているように見えて、
 
実は様々な動作を同時に行っています。
 
 
 
例えばホルンの演奏でも、
 
アンブシュアを形作り、
演奏のための呼吸を行いながら、
 
自分全体を観察し、
おかしな体の使い方をしていないか?
注意を払いつつ、
 
演奏する曲の解釈や、
フレーズの表現についても考えていて…。
 
 
 
パッと言っただけでも、
6つの動作を同時に行っているんですね。
 
実際は、もっと多いでしょう。
 
 
 
 
 
以前、レッスンで受けた質問に、
 
「ブレスの事を気にしていると
アンブシュアの事が出来なくなってしまう」
 
というものがありました。
 
 
確かに、
1つの事に集中すると、
他の事に意識が向かなくなるのは、よくある事ですよね。
 
全てを上手くやるには、

「集中力を高めてどうにかする」
そんな方法しか、ないのでしょうか?

実は、そんなことはありません。

 
 
 
僕達には、
Aというの動作と、

もう1つ別のBという動作を組み合わせ
新しいCという動作としてやってみる

そんな、

1つ1つの動作をまとめ、
新しい動作として認識し直す能力が備わっているんです。
 
 
 

たとえば、

 
演奏する時なら、
アンブシュアの密着と
ブレスという2つの動作があるとして、
 
 
僕達はこれを、
1つ1つ意識しなければ出来ないのか?というと、
そういう事は無く、
 
 
「演奏する」という目的の為、

身体全部を自由に動かして、
(アンブシュアの密着も、ブレスのことも)
同時にすることが出来るんです。

 
 
僕達は、
動作1つ1つを意識しなくとも、
 
自分の中で動作をまとめて、
自然と体を動かすことが出来るんですね。
 
 
 
 
大事なのは
「完璧さ」を求めなくて良いという事。
 
 
 
「完璧なアンブシュア」とか、
「完璧な呼吸法」とか聞くと、
 
それをマスターすれば
楽器が上手くなるみたいに考えがちですが、
 
 
身体は一人一人違うから、
万人に共通したアンブシュアや呼吸法は無く、
 
 
むしろ、

動作の1つ1つを完璧に制御しようとすると、
そこにフォーカスが向いてしまい、

同時に、

いくつもの動作を行う事が
上手く出来なくなるから、

失敗する事が多くなってしまうんですね。

 
 
自分なりに研究を重ね、
 
より効率の良い奏法や、
呼吸について考えてみる事は大切ですが、
 
 
僕達には、
動作1つ1つを完璧にしなくとも、
 
複数の動作を組み合わせ、
上手い体の使い方をする能力が、
自然に備わっているという事なんです。
 
 
「完璧」という言葉に、
あまり惑わされちゃいけない、という事ですね。
 

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