演奏者本人が、演奏を1番楽しんだって良いんじゃないかな?

 

実はここ最近、
どうも演奏が楽しくなかったり、
苦しさを感じながら無理やり演奏する、

そんなスランプの様な状態が続いていました。

 

その原因を探っていくと、自分の中に、

「演奏者なら人を楽しませる演奏をしなければ・人に感動してもらわなければ!」

こんな思い込みがある事に気が付いたんです。

 

いつの間にか、自分の中で、
「良くない状態を呼び出す思い込み」が復活していたんですね。

 

 

聴いている人を喜ばせたいと思う気持ちや、
せっかく会場に来た人に、良い演奏を届けたいという想いは、

プロの演奏者でも、
趣味で演奏を続けている人でも、
部活で演奏している学生さんたちでも、

共通して持っている想いです。

 

だから、
人を楽しませる演奏や、
感動してもらえるような演奏を目指す事自体は、

何にもおかしくありません。

 

でもここで、

・喜んでもらわねば、感動させなければいけない。

そうした「~しなければいけない」という、強制的なニュアンスで演奏しようとすると、
それは人によって、演奏に対するさまざまな「弊害」を生み出します。

その「弊害」は、
まともに演奏出来ないと感じるほどの緊張だったり、
音を外したり、ミスする事への恐怖という形で、出てくることもあります。

 

僕の場合、
「~しなければならない」という強制的なニュアンスを持つと、
「義務感」から演奏しようとし始めます。

 

演奏で喜んでもらう事や、感動してもらう事を
自分の義務として、自分に課して、

そうすると、
・聴いている人が演奏をどう思っているのか?とか、
・今ミスしたところ、どう思われただろう?とか、

音楽を演奏する以外の事に気を取られ、
肝心の「どんな演奏をするのか」という部分が、どこかに消えちゃうんですね。

 

 

自分の感じている「義務」は、
絶対に達成しなくちゃならないものなんでしょうか?

音楽で喜ぶ、感動する人達の中に、
どうして自分自身が入っていないのでしょうか?

 

僕は、
演奏者も含めて、
音楽を楽しみ、音楽の感動を共有しても良いんだと、思っています。

 

 

好きだからやっている演奏を、
楽しいから続けている音楽活動を、

どうして不要な義務感で、
苦しいものに変えなきゃいけないんでしょうか?

 

 

 

繰り返しになりますが、

聴いている人を喜ばせたいと思う気持ちや、
せっかく会場に来た人に、良い演奏を届けたいという想いは、

それ自体はとても素晴らしいものです。

 

それを実現する為に、
「自分はどんな方法で、どんな意識で演奏したら、それが実現可能なのか?」というアンサーを、

それぞれの演奏者が見つけていることが、大切なんですね。

 

 

僕にとっては、
「演奏している事を自分自身が楽しんでいる」事が、

このアンサーになっています。

 

 

「~しなきゃいけない」という
不要な義務感がある事に気が
付いた時、僕は、

「失敗しても良いから、自分の為に、自分が楽しいと感じる演奏をしてみよう」

と決意してみました。

 

そうすると、自分の中に
演奏する事へのワクワクが生まれだしたので

今度は、
「このワクワクを一緒に味わってもらいたいなぁ」と、
会場にいる人たちを、自分のワクワクした思いに招待するつもりで、演奏を始めました。

 

そうした方が、
義務感で演奏しようとするより、

遥かに伸び伸びと、イメージ通りに演奏出来る実感があるし、

不思議なことに、そうした方が、
「良い演奏だった」「すごく心に来た」なんて嬉しい言葉がもらえたりしたんです。

 

 

人それぞれの感性は異なり、
人それぞれの、良い演奏に至るアンサーも異なります。

あるいは、
義務感を持って演奏した方が、
良い演奏に繋がる人もいるかもしれない。

そういう場合もあります。

 

大事な事は、
演奏に対する、どんな考え方や意識が、
自分の実力を十分に発揮できるカギとなっているのか?

それぞれが研究して、
それぞれのカギを知る事です。

自分を知るために、
演奏を続けたって良いのです。

 

少なくとも、
演奏者が苦しみながら、
お客さんが楽しみ喜ぶために「奉仕」していく必要は、

僕は無いと思います。


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