「勇気の出し方」を選択する

何かを選択したり、決断するときには、ある種の決意や勇気が必要になります。勇気は「勇気を絞り出す」という言葉がありますが、果たして勇気は自分の中から絞り出すことでしか生まれないのでしょうか?

今回は、中々決断が下せない時、迷っているときにこういう考え方はどうかという提案です。

 

人生にはいろいろな選択の場面があります。例えば進路、就職、恋愛。様々な場面で選択があり、そのたびにどんな選択をするか悩むというのは、多かれ少なかれ誰にでも経験はあるのかもしれません。

 

選択が自分にとって大きければ大きいほど、リスクがありそうなほど慎重になります。それ自体はとても健全な反応だと思います。自分や誰かの破滅は、よほどのことがない限り誰だって望みません。自分の納得いくまで情報を集める。何度も精査する。どんどんやっていいと思います。

 

 

 

ただ、いつの間にか同じような情報を集めつづけて、そのたびに同じような結論に至る。というのが何回も繰り返している状態になっていませんか?

そういう時、決断を下したいわけだから、自分を鼓舞して勇気を出そうとしたり、あるいは「もう決めなきゃ!」と自分を追い詰めようとしたりする。これはひょっとしたら自分にとって無理をさせているのかもしれません。では、ほかにどんなやり方があるのか?

 

 

 

今の現状や、違和感がある事、選択することが出来そうにないという感覚も全部置いといて

「自分がやりたい事、望んでいる事は何かを考えてみたり、紙に書いてみたりして言葉にしてみる、そして、言葉にしたとき自分の反応はどんな感じがするか、自分の気持ちはどんな風になったか尋ねてみる」というやり方はいかがでしょうか?

 

 

 

仮に勇気を「何かを決断したり、前に進むための力」として仮定するなら、自分の望みがはっきりしたとき、勇気が生まれてくる感じがあるかと思います。

もしこういう勇気が生まれないなら、選択すること自体を止めにしてもいいと思います。大事なのは「望みが何かをはっきりさせる」そして「その結果の自分の反応や気持ちを信頼し、受け止めてあげる」です。

 

何かを強いるような選択では、決断はなかなか進みません。決断できるのは、それが自分の望みにマッチすると思えた時、自然と決断できるものではないでしょうか。

ですので、勇気を絞り出すような考えはやめてしまいましょう!それは自分に選択を強いているのと同じです。

決断のための勇気は、望みを尋ね、言葉に出来た時自然と生まれてきてくれます。それを信頼するもしないも、私やあなたが自由に決めていいのです。その結果選択するもしないも、自由に決めることが出来ます。

 

もし何か選択に迷うことが出てきたとき、ぜひこのやり方を試してみてください。

 

 


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