練習でも本番でも「演奏する」時には、
誰もが演奏しにくい状況で演奏するよりも、演奏し易い状態で演奏したいと思いますよね。
例えば、
「身体を1ミリも動かさずに演奏しようとする」のと
「身体全部が自由に動けて演奏する」のでは、
想像しただけでも、
明らかに2番目の状況の方が演奏し易そうに思われます。
実はこの身体全体の動きやすさというのは、
「自分が自由に動ける」と意識するだけでも変わってくるんですね。
先程の、
1:「身体を1ミリも動かさずに演奏しようとする」
2:「身体全部が自由に動けて演奏する」
というのを実際の想像した時、
身体はどんな反応を示しましたか?
1番目の時は、
本当に思った通り「身体全体が動かしにくい」感じがして、
2番目の時もやはり、
思った通り「身体が自由になっている」感じがしたのではないでしょうか?
身体は自分の思った通りに動いてくれるので、
「動く」と思えば自由になるし、
「動かない」と思えば動かしにくくなるのです。
演奏する時にも、同じことをやっている場合があります。
「緊張して動きにくい」と思えば本当に身体は動きにくくなっているし、
緊張しても意識的に「緊張しても大丈夫だし、身体も自由に動く」と考えていれば、
身体の自由さをひどく損なう事は無いんですね。
自分自身の「意思」や「思い込み」によって、僕達の状態は左右されるという事です。
例えばこの記事を読むときも、
スマフォであれパソコンであれ、
「顔や目線も自由に動かせて読める!」
と考えてみたら、
何か自由さを感じたり、楽になった部分は無いでしょうか?
演奏する前に
「身体は全部自由に動かせる!」と考えてみると、
楽器の吹きやすさ、身体の動かしやすさは変わっていないでしょうか?
自分の意志や思い込みによって、
良くも悪くも、僕達の動きやすさは左右されます。
だからこそ、
普段から意図的に「自由に動く」と意識しておけば、
僕達の動きやすさは変わってきます。
何か身体が動かし難かったり、
演奏しにくさを感じてきたのなら、
こうした「思考」のチェックも取り入れてみるのはいかがでしょう?
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