「肯定形」で、自分をイメージする

「自分が演奏する楽器を
思い浮かべないでください。」

もし、こんな風に言われたとしたら、

逆に、
自分が普段演奏している楽器を
思い浮かべちゃう様に。

実は僕たちの脳は、
「否定形の文脈」を理解できない
メカニズムになっている。と、言われています。

 

 

このメカニズムには、そのまま
自分自身のイメージにも関係していて、

 

「~しちゃいけない」とか、
「こんな事も出来ない自分はダメダメだ」とか
「だから自分は才能が無いんだ」とか、

そんな否定形なニュアンスで、
自分の事をイメージしていると、

 

本当は、そんなイメージを消して、
もっと輝く自分になりたいのに。

実際には、そうした否定形のイメージに
自分が近づいていってしまうんです。

 

だからこそ、
自分自身をイメージする時は、

否定形でイメージするより、

肯定の言葉でイメージするのが望ましいと思います。

 

 

脳のメカニズムについて、
もう少し話してみます。

 

実際に、

「自分の楽器を思い浮かべるな!」とか、
「ピンク色の像を想像しちゃいけない」とか、

考えてみてもらえたら分かりますが、

 

序盤で言ったのと同じように、
「~しちゃいけない」という文脈で
イメージを持つと、

「~しちゃいけない」と、言っているのに
言葉通りのものをイメージしてしまいますよね。

これは、脳の機能の1つで、
「皮肉過程理論」という理論で説明されています。

 

 

 

こうした脳の機能と、
音楽や演奏と、どんな関係があるのか?

 

それは、例えば自分の演奏について

・「こんなミス」ばかりの演奏じゃなくて、
もっと上手い演奏をしなくちゃ!」

みたいに考えていたとしたら、

 

「こんなミス」ばかりの演奏をしている自分を
イメージしてしまい、

上手く演奏したい意識と、
自らのイメージに齟齬が生まれ、

結果、集中力が落ちたり、
パフォーマンスが損なわれる。

という事が、起きるんですね。

 

自分が
やりたくないイメージの演奏を、
現実にやってしまうんです。

 

これは意志力が弱いとか、
練習が足りないとか
そういう次元の話ではなく、

僕たちの脳のメカニズムとして
こういう機能を持っている。という話です。

 

でも僕は、
演奏では、このメカニズムを逆利用して、

自分が望む演奏や、
理想像をイメージすることで
実際に、そのイメージに近づく事だって出来る。

そう考えています。

 

 

 

 

脳は言葉通りにイメージをします。

「わたしは理想通りの音楽が出来ている」
と、肯定形のイメージを持てば、
そのイメージ通りになろうとをしてくれるんですね。
 
 
 
 
何もイメージしない状態で、
ステージに立つのと、

今日はこういう風に吹こう!と決心して
ステージに立つのとでは、
パフォーマンスに差が出ますよね。
 
 
「イメージする」というのは、
演奏や演技、パフォーマンスに
とても深く関わってくるんです。
 

 

だから、
自分を否定してしまうような言葉のイメージより、

自分を肯定するような言葉で
イメージを作った方が、

良いパフォーマンスが生まれていきます。

もし肯定形のイメージを持ったことが無いのなら、
ぜひ1度、試してみてください。


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