「必要な力」だけで充分

楽器ケースや荷物をしょって歩くときや、楽器を構えているとき。そういう時に、ひょっとしたら必要以上の力で動いているかもしれません。自分の身体に任せて、必要な力でやりたいことをやるにはどうするかを考えました。

 

リュックや楽器を背負ったりしているとき、ちょっと立ち止まって自分を観察してみてください。自分の重さはどこにかかっているでしょう?自分はどんな動きをしているでしょうか?

ひょっとして、後ろに倒れないように少し前のめりになっていたりしませんか?

また、荷物の重さがかかっている肩の部分はどうなっているでしょう?

重さという負担にたいして、ひょっとして必要以上に筋肉を張り詰めていませんか?

 

 

そういう動きや筋肉の緊張は、本当にやらなければいけないことでしょうか?そういう動きが無くても、人間の身体は自然とバランスがとれて、自然と重さを支えられる機能があります。その機能を使ってみませんか?

 

 

やり方は簡単です。「頭が動いて自分全部がついてきて、楽器の重さを自分に含めながら足全体で自分を支えている」と考えてみてください。

そして、何も考えないで楽器をしょっているときとは何が違うかを観察してみてください。

 

どうなりましたか?ひょっとしたら、少し後ろに向かう動きが生まれたのではないでしょうか。

このとき、後ろに向かう動きに抵抗感が生まれる場合があります。それは「ひっくり返って倒れてしまうかもしれない」という危機感からくる反応です。その反応は自分の身を守るためのとても自然なものです。

ですが、それは過剰な反応でもあるかもしれません。楽器を背負いながら後ろに向かう動きがある時、本当にひっくり返りそうになりましたか?

実際にひっくり返りそうになるほど危険なことをやる必要はありませんが、本当にひっくり返りそうになるなら、自然と足が動いて自分の重さを支えてくれます。それが人間の持っている自然の機能です。

 

適当な言葉はわからないので、ここでは過剰な反応という言葉を用いますが、これを止めてみることでもっと楽に、自然な動きが出来るかもしれません。

 

ショルダーバックやトートバックを片方の肩で持つとき、荷物が落ちない様に肩を上げる。あるいは荷物のない反対側の方の足に体重をかける。それを止めてみたり、必要な分だけでやってみたりするとどうなるでしょう。

 

ホルンやユーフォニアムなどの楽器を構えるとき、前のめりに倒れるのを防ぐために後ろやかかとの方に体重をかける。これをしなくても自然と楽器を構えられ、倒れることはないし呼吸や構える力がより楽になる可能性もあります。

 

 

何かしらの動きをするとき、自分の過剰な反応に気付き、それを止めてみると。もっと楽で自由な動きが出来ると思います。ぜひいろいろなことで実験してみてください。

竹内慶貴


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