「ほめる」事が、なぜダメなの?

「おめでとう」という言葉や、
「いい感じだね」・「素晴らしい!」など、

昔から
「ほめて伸ばす」
という言葉があるように、

ポジティブな言葉・ほめる言葉というのは、

人に自信をもたらしたり、
人を育てる力があります。

 

 

また、人は、
自分自身に自信が持てたり、
ポジティブな言葉で勇気付けられた時、

「存在の肯定」を実感します。

 

 

「肯定」は、とても大切なものです。

 

何かの肯定を感じていれば、
絶望したとしても、そこに沈み続ける事は無くなり、
1歩踏み出す力が沸くし、

「自分への肯定」があれば、
自分自身を大切に出来るようになり、
やがてそれは、人に優しくする余裕を生み出す事にも繋がるし、

親や友人として、子供や人を肯定する=認めるというのは、
その対象となる人に、
勇気や生きる活力をもたらすことになるからです。

 

 

つまり、
ほめたり、ポジティブな言葉を用いる事は、

互いに良い影響を与える事になります。

 

 

 

思うのですが、

「ほめる」というのは、

・誰かから言われるのもの=褒められるのを待つしかないのでしょうか?

 

そんな事はありませんよね。
自分自身を褒める事も、
いくらでも、できるはずです、

 

だけど、この時、
自分を褒めることに対して

「慢心だ」「増長しちゃいけない」という理由で

自分を褒める事を拒否してしまっていないでしょうか?

 

 

 

自分を褒める事を拒否する理由は、

・「自分を叱った方が、ほめるよりも危機感が出て、何とかしようとするだろう」という向上心からだったり、

・「増長していたら嫌われてしまうから、謙虚であろう」という、恐れからであったり

・「慢心していたら、いつか失敗する。だから慢心しないように褒めちゃいけない」と、危機感からであったりと、

人によって、様々な理由があります。

 

 

ですが、

自分を褒めた結果、
自分が「増長、慢心」するという事は、間違った考えです。

 

 

なぜなら、
「ほめる」のは【出来た事や行動】ついてですが、

「増長、慢心する」のは【起きてもいない事、まだやっていない事】に対してだからです。

 

 

 

僕達が褒める時、その対象となるのは
【現実にある存在や、行動】についてです。

行動をやり切ったり、何かが出来たり、上手くいった時に、
褒めるという行動が生まれてますよね?

 

 

対して、増長や慢心というのは、

例えば「俺は誰よりもホルンが上手い」とか
「誰よりも美しくピアノが弾ける」等の

まだ現実になっていない、
いわば【空想の存在】から生み出されているものです。

 

 

 

つまり、褒めるという行為は

むしろ現実に起きていること認めている事になるんですね。

 

 

 

だからこそ、

まだ起きてもいない空想の産物に対して
増長・慢心するという「恐れ」を抱く事より、

現実に起きたことを認めている=褒めている方が、

人を成長させる力が強いんです。

「現実」を認めているわけですからね。

 

 

「自分をほめる=自分をダメにする」という思い込みは、捨ててしまいましょう。

出来ている事を、素直に認めていいんです。

 

楽器を吹ける、譜面が読める、音楽のフレーズを歌うことができる。とか、

料理作れる、コーヒー淹れられる、人に何かを伝えられる、教えられる。など、

 

出来るようになった事すべてが、あなたがあなた自身に誇れる事なんですね。

 

 

最初から出来ていた訳じゃないんです。

あなたが情熱をもって、時間をかけて、それに取り組み続けたからこそ、出来るようになったんですね。

 

ぜひ、現実の自分自身を、認めてあげてください。


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