練習の提案①~「繰り返す」個人練習の意味~

今回は「練習」について考察します。

経験と書籍等の知識を基準に考えた結果ですので、個人的な考えが主となっています、ご了承ください。

 

さて、皆さんは「練習」をどんな風に考えていますか?

 

本番で演奏するため、楽器が上手くなりたいため、人それぞれの理由で、時間を使って練習をされていると思います。

 

 

そして、それぞれの楽器にはそれこそ山のように練習曲があります。コープラッシュ、アーバン、ツェルニーなどなど・・・。誰でも1度は教本を譜面台に置き、練習したことがあるのではないでしょうか?

 

 

これらの教則本は楽器の技術的な向上を目的としたものや、表現面の向上を目的にしたものなど、様々な用途がありますが、それを練習するとき、繰り返し同じ練習番号の曲を出来るまでor納得するまでor飽きるまで練習したことがあるのではないでしょうか?

 

 

繰り返しの練習をするとどういう効果があるでしょうか?曲になれてくる、技術的なことが身についてくる、そのうち譜面を見ずとも音が並ぶようになるほど音楽が身に入るなど、様々な効果があります。これは脳の中に神経回路が作られ、それを反復することで回路がより太く、強くなっていくためです。

 

 

 

 

 

 

 

自転車に乗る練習をした時を思い出してみてください。初めはうまくバランスをとれずに何度も横倒しになっていたけど、そのうち自然とバランス感覚が身についてきてペダルを漕ぎながらバランスが安定できるようになり、そのうち乗れるようになって来たのではないでしょうか?

 

 

自転車の上でのバランス、ペダルを踏んでいる足の触覚、ハンドル操作による方向転換や漕ぐと前に進むという経験や、色々な情報が体中の神経をたどって感覚として記憶に残り、そこから神経がそれぞれ繋がっていき、体中の筋肉に信号が伝達され身体が動き、やがて「自転車の上でバランスを取りながら運転できる」という結果につながったわけです。

 

 

 

いうなれば「感覚と反復による学習」です

 

 

このように、人間には元々備わっている高い学習能力があり、何か曲を練習していてある程度は自然と弾けるようになるのもこの学習能力のおかげです。

 

 

 

 

 

 

そして、繰り返しによる学習で神経が育ち、それぞれの動く部位(筋肉)により早く、強く動かすための信号が送られやすくなる。これが繰り返しの効果です。

 

楽器でも自転車でも、「身体を動かして行う動作」という点には変わりはないので、神経の成長による信号の伝達スピードの向上が身体を動かす動作の向上につながるのです。

 

自転車ならより早くスピードを出すため、漕ぐ足の筋肉がもっと働くように。

 

楽器なら呼吸や唇の振動、楽器を構えるための腕の筋肉がより働くように。

また自身の音感と音を出すための筋肉群がつながり、よりイメージした音が出せるようになったり、繰り返し同じ譜面を見ることで譜面を読み込んでいる視覚情報の神経が発達し、脳内で情報のイメージが再生できるようになったりするのも=(暗譜が出来るようになるのも)繰り返し学習による効果です。

 

 

 

 

 

繰り返し学習が神経を発達させる、これが「繰り返し」の持つ効果です。

 

 

 

 

 

 

でも、きっと疑問に思う方もいるでしょう。

では、なぜ繰り返し学習でも吹けない曲や、技術的な課題が改善されない場合があるのか。

なぜスポーツ選手のような運動が出来ないのか、人によって差が生まれるのか?

 

 

 

 

これを次回のテーマとして書いてゆきます。

 

 

 

先に結論から言ってしまえば、これは「感覚による学習」のためです。

この「感覚」とは、神経による動きが起こった後のフィードバックのことで、

 

 

動きが起こった後の感覚を基に動きを再現しようとするから、より自然で楽な動きが出来なかったり、結果として問題の改善から遠ざかる場合もあるため≫です。

 

 

 

詳しくは次回に説明します。

 

 

もっと色々な事が知りたい!
と思われる方は、メルマガ

【管楽器奏者のミスを救うメルマガ】
~理想通りに吹くための365の方法~
http://www.reservestock.jp/subscribe/57638

を無料で配信中です。よろしければぜひどうぞ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です