ソーシャル⑨ 音を尋ねる~自問実験編~

[音を尋ねる~自問実験編~] 楽器を演奏される方には、それぞれが「こんな音を出してみたい」「こんなふうに響かせてみたい」というような、理想の音ともいうべきイメージがあるかとは思います。

今回は、その探求に役立つかもしれない「音を尋ねる」というやり方についてお話します。

この音を尋ねるというのは、1人で練習できる環境でやるのが望ましいと思います。

やり方はシンプルで、

①自分の出したい理想の音を思い浮かべながら演奏してみる

②その結果を、批判をしないで、ただどんな風になったかだけ受け止める(書くでもOK)

③より理想の音を出すために、次にどうしてみたいか、どう変化するかを自分に尋ねてみて、変える所を決めてみる(例えばもっと息を鋭く吹いてみる、あるいはまったく力を抜いて吹いてみるとか。体のコントロールを手放し、ただ歌いたいことだけ思い浮かべて演奏する等)

④その結果、どんな事が起きたかを批判無くただ受け止め、変化したこと、思ったことを言葉にしてみたり、結果を書き留めたりしてみる。更に探求したいなら①ー③を繰り返し、止めたくなったらやめる。

というやり方になります。

ポイントは、これは練習ではなく実験であると意識を変えてみる事です。実験なので、思いもよらない結果になったとしてもそれは経験として受け止めるだけでいいのです。

そこでうまくいくやり方を発見できたら、あとはどうしたらそれが起きたのか思い出し、やる事を考えたり意識したりしながら練習をしてみるという事なのです。

もちろん、楽器のレッスンの先生がいらして、どういうふうに演奏するかアドバイスを受けて、
それが納得できていたらそれを真似するというのもOKです。
最終的に演奏する瞬間はどう演奏するか自分で選択することになるため、先生のアドバイス通りにしたいならそれで、そうでない場合の探求の方法としてこういうやり方があるという事です。

他の人がいる合奏の現場や、アンサンブルの場だと「合わせる」「歌う」「聴く」「見る」等に意識がいくため、なかなか自分の状態がどうなのか観察したり、尋ねてみたりするのは難しいですし、それにその場でいきなり吹き方を実験するのもかなり勇気がいると思います。なので、最初のうちは1人でやるというのが良いのではないでしょうか?

よく曲で演奏できないような箇所に当たると、出来るまで繰り返し練習!というようなことを僕もやっていましたが、それだとそのフレーズのみ吹けて、似たようなフレーズが来たときに問題がまた起きてしまったり、吹けたもの自体もミスをしなかっただけで、あまり満足いくものにならなかったりした経験があります。

また同じようなフレーズ、技術的なものが来ても気楽に吹けるようにするため、どんな風に吹いたら良いか自分に尋ねる、探求するというのはお役に立つと思います(^^)

今回は自問自答編のような感じになりましたが、管楽器は楽器の性格によっても演奏が変わります。次回は、「楽器に尋ねる」をテーマにしてみたいと思います

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